グリーンで新たな未来を目指し、荏原は中国国際輸入博覧会に再び出展

  • 2025.11.05

グローバル産業機械メーカとして、荏原は、「グリーンで新たな未来に向けて歩み出す」をテーマに、11月5日より開催される第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)に出展しました。荏原のブースでは、「新型都市づくり」、「グリーンエネルギー」、「新質生産力」を中心に先進技術と総合的なソリューションを全面的に展示しました。


昨年の初出展に続き、荏原は今年、新たな姿で現れました:新しいテーマ、新しい製品、新しい考え方。その中、RFB蓄電、陸上養殖、細胞農業などの最先端技術が初出展となり、グリーン・低炭素と技術革新の融合を呈示しました。

100年を超える荏原:持続可能な発展に貢献


1912年の創業以来、荏原は「社会の課題を解決したい」という「熱と誠」を原動力に、社会と産業インフラに不可欠な製品とサービスを提供してきました。そして、110年以上の発展を経て、荏原は建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子の5つの事業へ、着実に領域を広げてきました。さらに、水素関連事業をはじめ、マリン・バイオなどの新規領域にも挑戦しています。


荏原の製品は、社会と産業インフラを広く支えています。今回初公開となる「グリーン・スマートシティジオラマ」は、都市を背景に、建築、産業、エネルギー、廃棄物処理、水インフラ、半導体製造、及び水素エネルギーなどの基幹領域における荏原の総合的なソリューションを全面的に紹介し、技術革新を通じてグリーンでスマートな未来を共につくるビジョンを描き出しました。


荏原は、国内外の数多くの大型プロジェクトに深く参画してきました。中国の南水北調プロジェクト、北京大興国際空港、勝利油田百万トン級CCUSパイロットプロジェクトから、日本の首都圏外郭放水路、サウジアラビアの海水淡水化プロジェクトまで、荏原は製品を提供しています。優れた技術とサービスにより、荏原は顧客から信頼を得、2024年グループ連結売上が8,666億円に達しました。


同時に、荏原はESG(環境、社会、ガバナンス)経営のさらなる進化を目指し、持続可能な社会に向けた高度なESG経営の実践に取り組んでいます。荏原グループは2050年にバリューチェーンにおけるカーボンニュートラルの達成を目指し、さらに当社製品を通じて顧客のGHG削減をサポートし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。荏原は、MSCI ESGレーティングにおいて最高評価「AAA」、CDP「気候変動」と「水セキュリティ」で「A-」評価を獲得し、SBT認証も取得しました。

新型都市づくり:都市更新とデジタル化の課題解決に挑む


中国の都市化における新たなニーズとDX化に対し、荏原は一連のソリューションを提供しています。


老朽化住宅地の給水、内水氾濫、クリーンな暖房供給、ごみ処理などの課題に対して、荏原は革新製品を提供しています。一体化インテリジェントポンプ室は、遠隔監視とスマート制御を実現し、住民に安全安心で安定な水を届きます;DSC3及びDKE型水中ポンプは、詰まりを効果的に対拠し、迅速な排水を実現することにより、都市の洪水被害の解消に貢献します;吸収式冷凍機・ヒートポンプは、排熱を利用して冷暖房や生産工程の冷却・加熱のニースを満たし、快適で環境にやさしい暮らしと生産を支えます;ICFG技術により、廃プラスチックのリサイクルが可能となり、都市ごみの無害化・再資源化を促進します。


スマートシティ実現に向けて、真空技術と平坦化技術のリーディングカンパニーとして、荏原は半導体製造に欠かせない技術と製品を提供し続けています。今回展示されたF-REX型CMP装置、EV-X型ドライ真空ポンプ、LPCMN及びTND型排ガス処理装置、OZW型オゾン水発生装置は、いずれも半導体製造のコア装置です。さらに、データセンターにおいて、荏原は空冷から液冷まで、冷却ポンプ、冷却塔、冷凍機など幅広い製品を提供し、安全で安定した運転を確保します。

グリーンエネルギー:バリューチェーンにおけるグリーン低炭素な転換を促進


荏原はエネルギー構造転換に注力し、水素から、持続可能な航空燃料(SAF)、二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)、液化天然ガス(LNG)、RFB蓄電、地熱発電まで、全面的に取り組んでいます。


水素領域では、廃プラスチックのガス化による水素製造から、液体水素輸送(液体水素昇圧ポンプ)、充填(水素ステーション用液水プランジャポンプ)、水素利用(水素焚吸収冷温水機)まで、サプライチェーンにおける独自のソリューションを紹介しています。


また、エネルギー生産過程に使用される主力設備も展示しました。MTJプロセス向けMTO装置分解ガス圧縮機とディプリーティドメタノールポンプ、LNG用クライオジェニックポンプ・エキスパンダ、及び地熱発電用VYDB立軸多段ポンプなどです。


さらに、荏原のRFB蓄電システム向けBMS制御機器が世界初公開され、革新的なBMUとBSUデュアルボードアーキテクチャを採用し、効率的で安定したエネルギー貯蔵ソリューションを提供します。


荏原はエネルギー領域で最良のソリューション提供者を目指し、新エネルギー・脱炭素技術の開発を推進し、エネルギー業界をよりクリーンで効率的かつ持続可能な方向へと導いていきます。

新質生産力:伝統産業のアップグレードを推進、新興・未来産業を育成


産業変革に直面し、荏原は絶えず革新をし、着実に進化を遂げています。


伝統産業の改造とアップグレードにおいて、荏原の高効率化改造ソリューションは、顧客のポンプシステムのエネルギー消費を最大67%削減できます;また、ハイエンド製造において、PCM金型レス鋳造製造技術は、インペラなどの複雑な部品を精密に生産し、効率を向上させ、納期時間を短縮できます;そして、Yuconクラウドプラットフォームにより、遠隔監視、リモート制御、スマート警告などを実現でき、設備の予知保全を可能にし、ダウンタイムとコストを削減します。


新興・未来産業に向け、荏原はバイオテクノロジーと陸上養殖システムを中国で初めて展示しました。細胞農業技術を通じ、細胞培養で肉を生産し、炭素排出と土地資源の消費を削減できます。また、陸上養殖システムは、陸上空間で海洋水産養殖を実現し、海の未来を守りながら、食糧安全の課題に対応できます。

中国市場に深く根ざし、未来を共創・共有


1980年代に中国に進出して以来、荏原は30年以上にわたり中国市場に深く根ざしてきました。現在、中国に12の子会社を有し、2024年の総売上高は88億元に達しました。


荏原は中国市場への投入を継続的に拡大し、2025年に固体廃棄物処理分野に注力し、総投資額が1.2億ドルの環境保護設備の生産拠点を新しく開設しました。


2年連続に中国国際輸入博覧会への出展を通じて、荏原は中国市場に根ざし、現地化戦略を加速する強い意志を示しました。世界レベルの開放と協力のプラットフォームである中国国際輸入博覧会を基に、荏原はグローバルの製品・技術と中国の発展ニーズを深く融合させ、中国の高水準な対外開放と高品質な発展に絶え間ない力を注いでいきます。


「新時代、未来を共有する」という中国国際輸入博覧会のテーマの下、中国における長期的なビジョンに向けて荏原は着実に行動をとっています。中国のグリーン・低炭素化、及びハイエンド・スマート化が推進している中、荏原は先進技術と総合的なソリューションを提供し、中国経済の高品質な発展に持続的に貢献していきます。

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