2025年2月14日、荏原グループは2024年度決算を発表し、過去最高実績を更新しました。グループ全体として受注、売上収益、営業利益全て4期連続の過去最高実績の更新になっており、強い市場競争力と持続的な成長を示しています。
2024年の通期の連結業績につきまして、受注は前年対比4.9%増の8,605億円、売上収益は1,073億円増加して8,666億円、前年比14.1%増えました。営業利益は979億円、営業利益率は11.3となっています。
その中で、海外市場において著しい成長を収めました。2024年海外売上構成比率が66%まで増え、日本国内市場の成長率をはるかに上回っています。特に伸びが大きいのは中国です。精密・電子セグメントの好調が大きく影響した結果、2024年中国市場の売上収益は584億円増加して1,902億円となり、前年比44.2%も増加しました。中国売上構成比率が初めて荏原グローバル全体の20%を超え、荏原にとって現在最大の海外単一国家市場となっています。これは荏原が中国市場を重要視し、継続的な投資を行い、技術革新と製品・サービスの最適化を続けてきた結果です。
セグメント別から見れば、荏原グループ傘下の建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、及び精密・電子などの全セグメントが前年度と比べて増収となり、事業領域の多元化と事業間のシナジーが表れています。
建築・産業セグメントでは、受注が2,444億円、売上が2,381億円となり、それぞれ前期比で増加しました。なかでも、中国の一部の産業市場は堅調を維持し、半導体及び電子産業を含む産業市場向けで省エネ製品への需要の高まりが受注の増加に寄与しました。これは、荏原が低炭素・省エネ技術の開発を積極的に推進し、中国市場のニーズに継続的に応えてきた成果です。
エネルギーセグメントの伸びが大きく、前期並みの高水準の受注を維持した上で、売上2,104億円、営業利益280億円と、それぞれ25%以上の大幅増を実現しました。中国の電力向けなどの堅調、特に既設製品の改造案件の増加などが受注増に大きく貢献しました。荏原は排出量削減や高効率化といったエネルギー業界のニーズに応える製品を提供する一方、水素やCCUSなどの最先端技術の開発を通じて、エネルギーのグリーン化・低炭素化転換に取り組んでいます。
インフラセグメントも、受注が605億円、売上が511億円と、緩やかな伸びを達成しました。日本国内公共向けの堅調、及びアジアや北米で大型案件の受注により、業績の成長をけん引しました。
環境セグメントにつきまして、売上と営業利益とも20%以上の大幅増収増益となり、それぞれ874億円と84億円です。これは主に前期の受注残からEPC(プラントの設計・調達・建設)、O&M(オペレーション&メンテナンス)の売上が共に増加したためです。
精密・電子セグメントでは、受注、売上、営業利益、いずれも前期比で大幅な増加となっています。受注が2,600億円、売上が2,783億円、営業利益が30%増の501億円となりました。中国市場の急成長に加え、グローバルにおける生成AI向け需要のけん引により、半導体市場全体としては回復基調となり、CMPとコンポーネント両市場での需要が回復し、製品、サービス&サポートともに増加し、増収となりました。
2025年は3年計画の中期経営計画「E-PLAN2025」の最終年度となります。2年目の年として、2024年の優れた実績が2025年に向けて良いスタートを切りました。2025年に、荏原は引き続き成長投資を拡大し、前年度を上回る業績水準を目指し、当社グループとしては初めての1,000億円台の営業利益を今期の目標としたいです。
荏原は創業以来、常に社会の課題を解決したいという「熱と誠」を原動力に、絶え間ない技術革新を通じて社会・産業・くらしを支えていく製品・サービスを提供してきました。今後に向けて、荏原は引き続き顧客起点での価値創造を強化し、お客様の期待を超える製品とソリューション提供し、企業価値の向上と共にグローバル社会の発展と進化に貢献してまいります。荏原は依然として中国に根差し、中国式現代化の建設と高品質な発展を推進するために力を発揮してまいります。
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